【CONNECT to The FUTURE vol.1】たたみや 田中・創業95年の秘訣。畳の“旬”は9月から! 2020.09.23

いつも駒場東大前商店街をご利用いただき誠にありがとうございます。
駒場東大前商店街は、とても歴史が長く、個性豊かなお店が集まっています。

「CONNECT to The FUTURE(未来へ繋ぐ)」と題しまして、地域の皆様と未来を作っていく仲間として、1つのお店にスポットライトを当て、普段なかなか知っていただく機会の少ないエピソードなどをご紹介していきます。ぜひお楽しみください。

第1回目は『たたみや 田中』です。

今年度の駒場東大前商店会オリジナルTシャツを着用して出迎えてくれた、三代目店主の田中さん。

『たたみや 田中』は、新橋にて大正14年(1925年)に創業し、神谷町~南麻布を経て、この駒場で95年目(2020年現在)を迎えました。

「できない」と言わずに、ご要望には必ずお応えします。

国立劇場、帝国劇場、俳優座劇場、テレビ朝日、日本テレビ などの大規模なものから、住宅などのお客様に密着したものまで、さまざまな畳のご要望に応え続けてきました。

なかには、従来の畳の枠を超える形や大きさのご要望や、明日までに作って!という大至急なご要望も。

でも、祖父の代から、「できない」とお断りしたことは一度もありません。
今、改めて考えてみると、これが、長くお店が続いている理由なのかもしれませんね。

ご要望はいつ入ってくるか分かりませんので、遠方への旅行など長期でお店を離れることはせず、常に万全の態勢でお待ちしております。

畳は、長方形とは限らない?!畳職人の技とは?

畳には基本的な長方形の規格がありますが、実は、長方形ではピッタリ収まらないということも多いんです。

というのも、壁は一見まっすぐでも実は微妙なカーブになっていたり、部屋の角が直角でない場合があるからです。

そんな時は、壁と接する畳の辺をほんの少し湾曲させたり、畳の角を少し丸くしたりと、その部屋に最適な調整を行っています。

この調整こそが、すべての畳を平らにすき間なくピッタリ収めることのできる畳職人の技だと思います。

同時に、畳の「目」をどのように配置するか? も重要なポイント。
例えば、通行の多い出入口は、通る方向に目を平行にすることによって、ささくれなどが出るのを防ぎます。

また、畳の張替え時には、家具などの重みでへこんでしまった部分も修復しますので、量産品に比べても、はるかに長く快適に畳をお使いいただけます。

畳は、空気を浄化する働きも。健康で豊かな生活に役立ちます。

い草は、木炭のように多孔質(表面に多数の穴が開いている構造)のため、二酸化窒素を捕集して、空気を浄化することが立証されています。(東京大学工学部西村研究室発表)

この他、湿度を調整する機能や爽やかな香りによるリラックス効果なども。

洋風住宅にも違和感なくご使用いただける、カラー畳や床暖房対応の畳など、種類の幅も広がっていますので、ぜひ畳を生活に取り入れていただけたら嬉しいです。

9月は、畳の”旬”です!!

あまりご存知のない方もいらっしゃるかもしれませんが、お米に旬があるように、畳にも”旬”があり、9月~がまさに旬なんです!
有名な産地である熊本県八代のい草を使っています。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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